ここ最近、人工知能(Artificial Intelligence)、AIが色んな業界で話題になっていますよね。
AIとは簡単に言ってしまえば、人間と同じような知能を持ったコンピュータのことで、AIが進化をすれば人間と同じように情報を識別したり、予測したい、仕事を実行してくれるんですよね。
とても便利であり、AIが進化をすれば面倒な作業、単純な作業などは全てAIが行ってくれることを思うと良いことばかりな気がしますが、その反面、AIに人間の仕事が奪われることになり、失業者が増えるなんていう懸念点もありますよね。
よくAIの進化によってなくなる職業、なんて記事が紹介されていたりしますよね。
今回はそんな人工知能(AI)をWeb業界ではどうなるかを考えてみました。
AIの進化によってサイトを分析してくれるようになる
サイトの分析は現在、グーグルアナリティクスなどの分析ツールを使って人間がチェックしたり、分析をしているのですが、この作業をAIが進化したことにより、AIがやってくれる可能性は高いと思います。
すでにGoogle Analyticsでは、AIにより無料のアドバイス機能である『Analytics Assisitant』というサービスが発表されていて、サイトの分析をAIがしてくれて人間にPVやコンバージョンの増加や、前週比などのレポートの案内をしてくれるようです。
Google Analyticsの本気。AIによる無料アドバイス機能『Analytics Assisitant』の衝撃
https://bita.jp/dml/gaassistant
サイトの分析を専門にやっている会社やコンサルタントは多いのですが、Web制作会社はこういったサイト分析をおろそかにしがちなので、AIが自動でやってくれることは制作者にとってもクライアントにとっても嬉しいことですよね。
人間の代わりにWebサイトをデザイン、コーディングしてくれるようになる。
Web制作者にとっては嬉しくないことかもしれませんが、Web制作におけるデザイン、コーディングもAIが自動で行う時代が来ると言われています。
実際に、「The Grid(https://thegrid.io/)」というサービスがあるのですが、これはWebサイトを作りたい人が写真や情報をアップしてくれるとAIがそれらを使って自動的にレイアウトしてくれて、デザイン、コーディングまで行ってくれるというものです。
もちろんクライアントのことを踏まえて制作をするのを考えるとまだまだ人間の手が必要だとは思いますが、Web業界で制作をしている人は、こういう時代が来るかもしれない、ということを認識しておく必要がありますよね。
10年後、もしかしたらコーダーと呼ばれる仕事は無くなっているかもしれません。
AIがグロースハック・サイト改善をしてくれる
グロースハックとは、トライアンドエラーを繰り返して成果に繋げることを言うのですが、グロースハック、サイト改善と言った仕事も今後人間に変わってAIがやることになる可能性はあると思います。
サイトの分析とも近いかもしれませんが、トライアンドエラーをAIが自動にやってくるのであれば、人間がいちいちABテストを試してコンバージョンを上がる方法に頭を悩ませる必要がなくなりますよね。
グロースハックAIが進化をすれば、サイトの改善もすべて自動でやってくれて、何もしなくてもコンバージョンや成果のあがるWebサイトに進化をしていくかもしれません。